■わだいさむものがたりP.14

御坊ロータリークラブ和田勇委員会

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和田勇生涯、勇は、日本とアメリカ、ふたつの祖国のために
自らをなげうって努力を惜しむことはありませんでした。
1984年のオリンピック開催地にロサンゼルスが選ばれると、
勇は組織委員会の委員として力を尽くしました。

ロサンゼルスオリンピックの後すぐには、
老人ホームの敷地内に新たに耐震性のビルを建てるため、
資金集めに東奔西走しました。


勇は、日系老人のための福祉施設を整備拡張するために
20年以上も尽力を惜しまなかったその姿に、1984年、吉川英治文化賞を受賞。
他にも多くの表彰と感謝状を受けました。 


「お互いに助け合うこと。それができる人はすばらしい」
故郷を思い、自らをかえりみずに人のために尽くし続けた勇
その気持ちの根底には、
幼少時代に和歌山の猟師町で感じた、
分かち合いの精神が息づいていたのでした。
由良の風景