◎和田勇賞表彰式
………………………………………………津本京子様
「津本京子殿
貴方は多年にわたり、
語り部として御坊市を訪れる多くの方々に御坊市の見所を紹介され、
地域振興に貢献されています。
また、ご功労は御坊市名誉市民の和田勇氏の第１回東京オリンピック誘致や
ロサンゼルスに日系人のための老人ホームを建設する等、
ロータリーも提唱する「超我の奉仕」の精神に通じるものです。
御坊ロータリークラブは貴方のこのご功労に敬意を表し、
ここに和田勇賞を授与いたします。」
第67代御坊ロータリークラブ会長：小池正幸
～和田勇賞：津本京子様プロフィール～
・天性寺坊守、昭和２３年生まれ。
・御坊少年少女合唱団で「御坊の子守唄」が古くから歌い継がれ手いることを知る。
・ＮＨＫの御坊紀行で寺西キヨさんが出られ子守唄を披露したことから、
再度子守唄を勉強、歌詞を市史などで調べ、
生きた文化財ともいえる「御坊の子守唄」継承者の唯一の方である。
・紀州御坊語り部も創立時から活動されていて、
普段着の気楽な着物姿で多くの方を案内し、
ボランティアで、茶菓子の接待等を無償でされ、
御坊への観光客に素晴らしいおもてなしをされている。
また、テレビ、新聞などでウイットに富んだ話題で
多くの方々を楽しませている。
・民生委員も６年ほどされている。
・寺の本堂を解放されて、
文化展、講演会、商工祭活動などの利用を無償でされている。
「日高御坊の子守唄」
◆和田勇物語感想文最優秀・特別賞作品発表
◎小学生の部最優秀賞
「和田勇と私」
・・・・・・・・・・・井戸田 桜さん（川辺西小学校5年生）
第十八回東京オリンピックを東京によんだ男「和田勇」
その一生で日本を大きく変えたと私は思う。
九才までごぼう市で育ち、その後アメリカへわたり、
一生をアメリカですごした。
大人になり、アメリカで水泳選手権がひらかれたときは
日本の選手たちを自分の家にとめたそうだ。
ある日、日本の総理大臣に
「日本でオリンピックを開催したい。
オリンピックの組織委員会を説得してほしい。」とたのまれたが、
いきなりであっても、「分かりました。」と返事をした。
第十八回東京オリンピック。
この日は、日本が世界から注目される日となった。
私は和田勇の一生を聞いて、和田勇が一番大切にしたいものが
「人に信用されること」だと思ったので、
私はたくさんの人から信用される人になりたいと思った。
そのためには、まず学級の係活動で
自分がやると決めた係は責任をもってやろうと思う。
私がみんなの役に立ちたいのは、
人の役に立つと友達から認められ、
おたがいが信用できるようになるから。
信用し合えると安心して「もっと楽しい学級」になると思う。
おたがいを信用し助け合える学級になるために
学級の係活動をしっかりやっていきたい。
四月からは、いよいよ六年生。
一年生から五年生まで全校のみんなから信用される人になれるよう、
努力していこうと思う。
昨年、東京オリンピックがコロナのえいきょうでえんきになった。
四年に一回、当たり前のように開催されていることは、
実はすごいことなんだと感じた。
東京オリンピックができるか分からないけど、
日本の国民一人一人が
「マスクをつける」「三密をさける」など、
自分ができることを責任をもってやっていけば、
必ず東京オリンピックができると思っている。
私も国民の一人として自分にできることを責任をもってやっていきたいと思う。
◎中学生の部最優秀賞
「新しい目標」
…………………………橋本遥さん（稲原中学校2年生）
愛する祖国のために。
和田さんはその気持ちだけで、見事東京でオリンピックを開催させた。
人の気持ちの底力をみた気がした。
幼いころから貧しさのために苦しい生活を送っていた和田さん。
両親と離れて暮らしたり、
新しい家庭で自分の居場所を見つけられなかったりと、
心にも大きな負担があったのではないだろうか。
私なら心が壊れてしまいそうな環境の中だったが、
大人になった和田さんの心はとても豊かだった。
だからこそ、自らをかえりみずに日本に尽くすという行動ができたのだと思う。
また、和田さんは幼少期の数年しか日本に住んでいなかったのにも関わらず、
日本のことを強く思ってくれた。私は十年以上住んでいるが、
和田さんのようなことはできないだろう。
彼の心の豊かさ、祖国を愛する気持ちがあってこそだと感じた。
今、世界は新型コロナウイルスが流行しており、
これまでの日常が一変した。
生活にマスクは必須、気軽に外出できないなど不自由な毎日だ。
でもこんな時こそ、和田さんのように気持ちを強く持って生きたい。
毎日、明るく楽しく生きたい。
また、和田さんが日本のためを思ったように、
私も誰かのためを思って行動したい。
思いやりを大切にしたい。
そして、和田さんのように祖国や故郷を愛し、
誇りに思いたい。これらは、私の目標だ。
和田勇さんの生き方、考え方から学んだことだ。
達成すれば、私の心を成長させるかてとなるのではないだろうか。
心が成長すれば、より良い自分になるはずだ。
和田さんから学んだことを最大限に生かし、歩いていきたい
◎中学生の部特別賞
「時代を越えて語り継ぐ」
・・・・・・・・・寺井巴菜さん（日高高等学校附属中学校2年生）
2020年東京オリンピックの開催をどれだけの人が楽しみにしていただろうか。
新型コロナウイルス感染拡大で、私達の生活は一変した。
和田勇さんなら、どんな行動をし乗り越えていくのだろうと思った。
私が初めて和田勇さんを知ったのは小学生の時だった。
とても優しくて寛大な人だという印象を受けた。
中学生になり、改めて和田勇さんが周りの人を大切にする誠実な人だと思った。
戦後の日本は絶望のどん底だった。
水泳選手を自宅に無償で迎え入れる事は誰にでもできる事ではない。
日本人への差別がある中、
和田勇さんの行動は日本に希望と勇気を与えてくれたと思う。
動画の中で「若い人達は大いに夢を描いて
目標に向かってチャレンジして欲しい」という言葉が心に残った。
「今」を生きる私達は和田勇さんのように周りの人を大切にできているだろうか。
見返りや報いを求めず、行動できているだろうか。
自分の心に問いかけてみる。
私は新型コロナウイルス感染症を理由とした差別や偏見がある事を知った。
感染した人達が心ない言葉をかけられたり、
いじめにあったりしているのだ。
私は、胸が苦しくなった。
和田勇さんの生き方を知っている人は、
きっと思いやりの気持ちを持ち、
回復された方に対して温かい言葉をかけるだろう。
日々の生活で何が起きるかは分からない。臨
機応変に対応する心を持ち、
どんな困難も乗り越えていきたいと思う。
和田勇さんは、私には想像を越えるような日々の努力を積み重ねてきたと思う。
そんな素晴らしい人に私も少しでも近づけるようになりたい。
新型コロナウイルス感染症で不安な日々を過ごしている今だからこそ
オリンピックの開催は待ち遠しい。
時代を越えて、和田勇さんがオリンピックを通じ、
日本や他国が元気になって欲しいと強く願っているように思う。
人と人のつながりを信じ、温かい絆が世界に広がりますように。
～和田勇物語感想文コンクール入賞者～
（敬称略）
【中学校の部】
・特別賞
寺井巴菜（日高高等学校附属中学校)
・最優秀賞
橋本遥（稲原中学校2年生）
・優秀賞
川上真裕（印南中学校2年生）
・佳作
田中花（稲原中学校2年生）
安川麿那（河南中学校1年生）
宮所日向（御坊中学校2年生）
澤越歩恋（松洋中学校2年生）
阪本美沙（大成中学校2年生）
芝一輝（名田中学校2年生）
林ユウ（美山中学校2年生）
芝葵衣（湯川中学校2年生）
村上愛來（切目中学校2年生）
宮本梨早（丹生中学校2年生）
玉木南帆（丹生中学校2年生）
庄門大斗（印南中学校2年生）
舩木菜花（清流中学校2年生
原瑠音（早蘇中学校2年生）
三橋華紗（由良中学校2年生）
大星茉凛（日高高等学校附属中学校2年生）
久保田華衣（日高中学校2年生）
【小学校の部】
・最優秀賞
井戸田桜（川辺西小学校5年生）
・優秀賞
力津杏瑠（志賀小学校5年生）
・優秀賞
西真梨絵（中津小学校5年生）
沼野愛美里（清流小学校5年生）
火縄美佳（清流小学校5年生）
・佳作
角田海音（塩屋小学校5年生）
井藤響輝（御坊小学校5年生）
矢野百華（名田小学校5年生）
東詩織里（藤田小学校5年生）
田井優凪（湯川小学校5年生）
橘凛杏（志賀小学校5年生）
金﨑由依（由良小学校5年生）
田野莉加（稲原小学校5年生）
林夏希（笠松小学校5年生）
山﨑野乃葉（印南小学校5年生）
藁科こころ（切目小学校5年生）
松下瑞歩（比井小学校5年生）
竹村綜（三百瀬小学校5年生
松下心咲（川原河小学校5年生）
大井結暖（衣奈小学校5年生）
参加/中学校16校・470名、小学校19校・334名
総数/804名
創立記念例会終了後、
御坊市坊市役所前 和田勇レリーフ前にて記念撮影
（2月14日、和田勇レリーフは仮撤去のため、体育館前に移動）
後日、津本京子様からのお礼状を頂きました。
「この度はロータリークラブ様の名誉ある
和田勇賞を拝領させて頂き誠に
勿体なく有難く心よりお礼申し上げます
ご親切にお導きを頂き感謝致しております
今後ともよろしくご指導くださいませ」
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