◆第6回和田勇賞授賞式・「和田勇物語」感想文最優賞表彰式

2011年2月4日(金)、第2809回例会にて、
第6回和田勇物語感想文最優秀作品表彰式が行われました。

◆和田勇賞:神田佐和子氏

幼少より琴を始め、菊明房枝氏に師事。
学生時代は「邦楽4人の会」の後藤すみ子、高畑美登子両氏に師事。
昭和49年日高高校に国語教諭として赴任。
翌年から筝曲部顧問としての指導を始めます。
また、社団法人当道音楽会大勾当、筝曲研究会菊明会を主宰。
“御坊の地に琴の音を”をモットーに
日高高校筝曲部OGを中心としたメンバーで定期演奏会を行い、
好評を博しています。
この活動が認められ、
平成18年「御坊市文化賞」を受賞しています。

日高高校筝曲部は、創部42年を迎え「チームワークを大切に」をモットーに、
神田氏の指導のもと、優美なアンサンブルの完成を目指して練習を重ねています。
その結果、平成16年度には国立劇場での
全国高等学校優秀校東京公演に出場を果たしました。
平成19年度は全国高等学校総合文化祭で、6位で「優良賞」、
20年度は2位で「文化庁長官賞」、
21年度は7位、22年度は6位で「優良賞」をそれぞれ受賞指定しています。
4年連続上位入賞は全国で唯一でした。
県大会は5年連続28回めの優勝を果たし、
すでに来年度の出場を決めています。

このように、神田氏のこれまでの業績は、
筝曲を通じて青少年の教育と伝統文化の振興と継承に大きく寄与するものであり、
和田勇の「人のため、社会のために出来る限りのことをする」という精神に通じるものがあり、
今回神田佐和子氏にこの賞を贈ります。


◆「和田勇物語」感想文コンクール小学校の部最優秀賞
「和田勇物語を見て」
佐々木美幸さん(切目小学校5年生)
わたしは、和田さんや、おくさんの言葉を聞いて、自分に何が足りないか、気づきました。
一つ目は、気持ちです。
和田さんに、一つの手紙がとどきました。
そこには、「日本でオリンピックをひらきたいから、
協力してくれないか」と、いう内容のものでした。
その手紙だけで、和田さんの気持ちが動きました。
そして、日本のために世界中へ、旅に出たのです。
どうしても、日本でオリンピックをやりたいという気持ちが、
とても伝わってきました。
そういう気持ちが大切なのです。
気持ちで何もかも決まるのです。
二つ目は、目標です。
ひとつの目標に向かって、こつこつとがんばることが大切なのです。
和田さんみたいに、人々を大切にすることは、
とてもいいことだと思いました。
人間は死んだら、なみだのつぶもありません。
一生の命なのです。
和田さんは自分のことだけでなく、人々のことも考えていました。
最後に言っていましたが、
「目標に向かってこつこつがんばると、むずかしいことでも何でもできるよ。」
という言葉で、わたしは、「あっ。」と気づきました。
わたしは今まで、しんどいことはすぐに、やめていたけれど、
むずかしいことや、しんどいことをすると、
とてもいいんだなと思いました。
「気持ち」と「目標」という言葉は、とても大切なんだと今、気づきました。
このビデオを見ることで、自分のことを考えることができて、
本当に良かったと思いました。

★中学校の部 最優秀賞
「和田勇物語を読んで」
田中大貴君(清流中学校2年生)
世界の歴史の中で、一番多くの人に知られている出来事といえば、
第二次世界大戦だと僕は思う。
そして日本が負けてしまったことも、
日本人ならたいてい知っている。
戦争の内容は知っているが、
その後日本が何をしたのか僕はあまり知らなかった。
負けたのだから日本を復興させるのは時間がかかる筈なのに、
今、日本は世界の中でも先進国にまで成長している。
僕はこのことについて、昔の人はがんばったんだなとしか思っていなかった。
和田勇物語を読む前は和田勇という人物が何をしたのか知らなかった。
しかし、読み終わった後、僕はこの本を読んで少し考え方が変わった。
今までは戦後に様々な人が頑張って十数年で復興したのだと思っていたが、
今はその十数年がとても重くて大変なものだったと感じている。
その十数年の中で頑張った和田勇さんは和歌山だけでなく、
この日本でほこれる人なのだと感じた。
ご清聴ありがとうございました。

 
◆その他の入賞者は下記の通りです。(敬称略)
【小学校の部】応募者数339名(11校)
☆優秀賞
井垣佑敏(志賀)
玉置一茂(志賀)
☆入賞
長谷明日香(名田)
長野祐希(藤田)
松下誠(野口)
今野志保(塩屋)
山下隆馬(比井)
谷口奈央(川辺西)
太田光(由良)
坂口華子(内原)
折戸真由さん(御坊)
濱口拓己(由良)

【中学校の部】応募者数337名(11校)
☆優秀賞
東佳奈(印南)
古谷孝基(名田)
☆入賞
竹本香澄(早蘇)
前田朋美(大成)
大畑喬祐(河南)
細川涼花(湯川)
三原千裕(早蘇)
鍵本彩希(御坊)
久堀晴紀(切目)
玉置明子(松洋)
田中菜央(大成)
夏見阿弥(稲原)
坂井勇斗君(稲原)
小・中学校合計22校.676名

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