◆2009-10・第5回和田勇賞授賞式・「和田勇物語」感想文最優賞表彰式
2010年2月5日(金)、第2716回例会にて、
第5回和田勇物語感想文最優秀作品表彰式が行われました。
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◆和田勇賞:該当者なし
◆和田勇物語コンクール小学生の部・最優秀作品
「和田勇物語を読んで」
辻原毅君(松原小学校5年生)
「東京オリンピックを呼んだ人知ってる?」と、ぼくが聞くと、
「知ってるよ。和田勇さんやろ。」と、お母さんが言うので、
「何で知ってるん?」と、言うと、
「有名やからなあ。
それに、おじいちゃんのお兄さんがお世話になった人やからなあ。」と
お母さんが言ったので、
ぼくは、びっくりしました。
今年の三月に会った、ぼくの親せきのおじさんが、
全米水泳選手権やオリンピックで、
和田勇さんにお世話になったと聞いて、
和田勇さんがとても身近な人のように思えてきました。
そこで、和田勇物語を何度も読み返してみました。
「東京でオリンピックが開けるなら、
自分の店のことなどどうなってもええと思っている。」と、
いろんな国を回り、
東京でオリンピックができるようにお願いをしています。
身をなげうって祖国日本のために働こうとする、
和田勇さんの情熱はすごいと思いました。
和田さんは、日系二世ですが、
日本には子どものころに五年しかいなかったのに、
どうしてそんなに頑張るのか、
ぼくにはとても不思議に思えました。
そして、東京オリンピック開まくの日、
頑張ったのは、和田さんなのに、
「日本人はみんな、よう頑張った。」と、なみだを流しています。
ぼくは、思わず、
「一番頑張ったのは、和田さんやで。」と言いたくなりました。
「たがいに助け合うことが大切や」と、
生がい、日本とアメリカ、ふたつの祖国のために自らをなげうって
努力をおしむことはなかった和田さんのように、
ぼくも、助け合える人間になりたいと思います。
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◆和田勇物語感想文・中学生の部最優秀賞
「和田勇物語」を読んで
玉寄杏奈さん(日高高等学校附属中学校2年生)
日系人としてのコンプレックス、
祖国である日本とアメリカの中で起きた戦争に対する悲しみを乗り越えながら、
激動の時代を生き抜いた和田勇。
私は、彼の人生をたどる中で、
彼が語る数々の言葉に感銘を受けました。
その中でも私が一番印象に残っている言葉があります。
「東京オリンピックが実現すれば、
日本は大きく前進できる。
日本は僕の愛する祖国なんやから、
日本のために全力をつくさなあかん。
そのことが僕に与えられた使命やと思う。」
この言葉は、勇が東京オリンピック実現のために、
中南米諸国に協力を求めて旅立つ一週間前の夜に、
妻・正子に話した言葉です。
あなたは、この言葉を聞いて何を感じますか?
人間の人生は短いものです。
その短い人生の中で、
自分の「使命」を見つけられる人は数少ないと思います。
でも、彼は自分の「使命」を見つけ、
その「使命」をやり遂げたのです。
そして彼は、自分自身が日系人である事を誇りに思い、
日本・アメリカの未来、
また日系人の未来にも貢献した人でした。
私はそんな彼を、とても尊敬し、誇りに思います。
私は将来、世界の人々に幸せを与えられるようなピアニストになりたいと思っています。
叶うかわかりませんが、
毎日、練習に励んでいます。
そして、ピアニストになったら、
世界の人々の心を一つにする事ができる音楽を奏でたいです。
それが今、私にできる事だと思います。
「使命」かわかりませんが、和田勇さんのように、
私自身の「使命」をやり遂げられるように
自分の人生を全うしていきたいと思います。
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◆その他の入賞者は下記の通りです。(敬称略)
【中学校の部・優秀賞】
柿木理菜(日高高等学校附属中学校2年生)
藤野友梨(稲原中学校2年生)
中村唯(松洋中学校2年生)
【中学校の部・入賞】
石橋佳織(河南中学校2年生)
赤坂明日加(湯川中学校2年生)
野田晶(湯川中学校2年生)
生駒奈都希(印南中学校2年生)
山ア慎之介(印南中学校2年生)
橋本明音(松洋中学校2年生)
岡本彩花(大成中学校2年生)
楠見真世(御坊中学校2年生)
【小学校の部・優秀賞】
玉置知代(川辺西小学校5年生)
岡田智尋(印南小学校5年生)
【小学校の部・入賞】
田上愛花(御坊小学校5年生)
白樫恒輝(由良小学校5年生)
向井将馬(比井小学校5年生)
松林真里奈(川辺西小学校5年生)
嶋田隆輝(印南小学校5年生)
山見明日香(松原小学校5年生)
福田宙子(松原小学校5年生)
岡里紗(和佐小学校5年生)
玉置大督(藤田小学校5年生)
中村翔汰(志賀小学校5年生)
崎山美来(内原小学校5年生)
上野聖香(野口小学校)
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